先月末の衆院選で日本維新の会が30議席増を果たし、第3党へ躍り出た。地元大阪での圧倒的支持とは裏腹に、国政においてはやや存在感の薄い印象だったが、コロナ関連の報道を通じて党の副代表でもある吉村洋文知事の露出が増え、世間の認知度はかなり向上したと見られる。
その過程で彼らが行ってきた行政改革の成果に対する評価にも自ずと注目が集まり、またこれまでの政党とは異なる国民目線に近い価値観に筆者も共感を抱くようになった。そして迎えた今回の選挙、彼らが公約に掲げた消費税減税の時限的な引き下げが自身の期待する景気対策に合致したことが決め手となり、一票を投じた。
与党はもとより、左に偏り気味の野党も受け入れがたい有権者の期待を受けて躍進した同党。しかし、松井代表をはじめ今回の結果に浮かれている様子は感じられない。来年の参院選までに存在感を強め、勢いを加速させることができるか、今後の動向に注目していきたい。
(R.U)
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