先日の支部定期大会に来賓として出席した、日交労本部の星副委員長が大会終了後に八潮支部を訪ねた時の話である。秋闘を控え、話題が自ずと施設改善に移る中、星副委員長は「(昨年移転した)板橋営業所、現在建設中の船堀営業所(仮称、葛西営業所から移転)、そしてこのたび移転先が決まった千住営業所と、会社も営業所施設の充実に本腰を入れつつあることを感じる。ここ数年の新卒者の大量採用が一定の成果を上げていることに加え、昨年の社長交代(=労務畑出身で現場に理解のある若林社長が就任)も大きな要因のようだ」と語った。
思い返せば品川営業所が当地に移転した当時、会社の経営状況はまさに脆弱だった。移転自体がコスト削減策の一環であったことに加え、「当初は3階建てとなるはずだった施設をケチって2階建てにした」と書けば当時を知らない人にも当時の苦境ぶりが伝わるだろうか。だからこそこれまで我慢につぐ我慢を重ねてきた我々としては「次こそ品川」との期待を膨らませずにいられないのである。
折しも今般の規約改定により組合役員の定年延長公算が高まった。池端体制に残された時間は最大あと3年、次代にバトンを渡す日までに何らかの置き土産ができることを念じつつ、その第一歩となる今年の秋闘に臨みたい。
(N.K)