とある回転寿司店での一件を皮切りとした若者による飲食店での迷惑行為の動画拡散が相次ぎ、世間を騒がせている。これらは使用したアプリこそ異なるが、かつてのバカッター事件(ツイッター上への迷惑動画投稿)を彷彿とさせるものだ。
もっともこれらの愚行は投稿者が動画を公開しなければこれほどの騒動に発展することもなかっただろう。ところが多くの人がスマートフォンをはじめとする記録ツールを携帯し、かつ情報発信が自在なSNS全盛の現代では誰もが何の許可もないままに撮られ、公開されるおそれがあることに留意しておく必要がある。
ツールといえばドライブレコーダーもその一つ。乗務中のありとあらゆる映像(時にはトラブル発生時の証拠となるもの)を記録してくれる、我々にとって非常に心強い味方だ。ただし、いくらカメラがあるからといって乗客と張り合うのは言語道断。現場で適切な対応をしたにもかかわらず会社から責任転嫁といった不利益となるような扱いを受けたと感じた際は迷わず組合事務所までご相談いただければと思う。
(R.U)