先月、政府が少子化対策強化の財源として社会保険料を引き上げる考えを示した。新型コロナの５類感染症引き下げが行われ、国内経済がようやく本格的な復活への道を歩み始めた中、事実上の増税とも言うべき政府案に失望を覚えたのは筆者だけではないだろう。
少子化の原因には仕事と子育てを両立できる環境整備の遅れや子育てに対する負担感の増大もさることながら、結婚、出産、子育てに対するそもそもの価値観の変化も大きい。それは消費行動の変化からも明らかで、筆者などはかねてからの出不精気質がコロナ禍によって拍車がかかったとの自覚がある。その意味ではコロナ禍が明けて初めて迎える今年の夏は出不精解消の絶好の機会と言っても過言ではない。
そこで紹介したいおすすめの行事が当支部主催の海水浴だ。「ただの宣伝じゃないか！」とのツッコミはさておき、移動は往復貸切バスで楽々、そして現地では屋根付きの海の家で飲み放題が待っている（ちなみに海水浴とは名ばかりで泳ぐ必要はない）。都会の喧噪を離れ、海を見ながらぼーっと過ごすだけでも良い気分転換になるだろう。筆者のような面倒くさがりな方にも、いや、面倒くさがりな方にこそおすすめの海水浴、夏の思い出作りにぜひ参加を検討してみてはいかがだろうか。
（R.U）