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知らないじゃ済まされないルール

 新年あけましておめでとうございます。今年も皆様にとって良い一年となるように、と思っていた矢先に大きな地震が能登地方を襲った。被害状況は全容が明らかになるにつれ、凄惨な状況だ。長期戦になると思うが、元通りには出来ないにせよ、官と民が一体となり全力で復旧と十分な支援をして欲しい。又、現地の人々や全自交労連の被災している組合員にも笑顔溢れる日常が一日でも早く戻ることを願うばかりである。

 そんな中、ある行動が物議を呼んでいる。それは災害のボランティアとして様々な人々が被災地に訪れようとしている事だ。ボランティアと言えば聞こえは良いが、大災害時はライフラインの寸断や多数の被害者がいる為に医療を含め逼迫している状況下、善意が迷惑になってしまうこともある。冷静に良く情報を整理して、高い倫理観をもってボランティアに参加してほしい。

 倫理観といえば、最近品川営業所では報告義務違反が多発している。我々タクシー乗務員は、道交法・タクシーセンター・会社が決めたルールの中で働かなければならない。そんな中、救護義務違反になってもおかしくない案件も複数回発生している。例え非接触だとしても誘因の可能性が否定できない場合は、相手方がその場では大丈夫と言っていても後から病院に行き、警察にいくケースも十分に考えられます。自己判断は危険なので営業所に報告して下さい。救護義務違反が成立すると、免許取り消し、且つ暫く免許証を取得出来ません。

 タクシー乗務員をする以上、このような場面に遭遇することは十分に考えられます。営業所に報告、警察対応等その日に仕事する時間を数時間取られることもありますが、怠ると代償は計り知れません。お困りの際には組合として出来る限り全力で協力したいので、この機会に、「報告義務違反」について再認識して頂きたいです。
                                                      (R.U.)

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