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コラム八潮の風 「~LUUPに乗ってみました~」

 筆者は京急沿線に現在住んでいるのだが、京急の終電が無い時にJR蒲田駅からタクシーで帰ろうかと思った時に、終電近くも相まってタクシーを待つ人々で大行列となっていた。タクシーで帰っても2000円いかない料金なので、低めの金額に少し気が引けて、歩いて帰っても25分程だったので歩き始めた頃に、LUUPが目に入った。

 LUUPかー、と思いつつお酒も飲んでいなかった為、試しに乗ってみよう!と調べ始めた。まず、アプリをダウンロードして、身分証明書があれば登録可能だった。
その後、10問前後の交通法規の問題に全て合格すれば無事に乗車可能となる。東京では、乗り出し基本50円 + 時間料金20円×分数となっているので、10分間乗ると、基本50円 + 時間料金20円×10分 = 250円の料金となっている。
 
 筆者はキックボードタイプのLUUPを使用してみた。体重が重めな自身からするとパワー的に大丈夫かなーと不安だったが思いのほか力強い運転が可能だった。最大で20㎞/hほどの速度が出るが、ブレーキの制動は強くはないので急停車は少し難しい印象だ。また、ウィンカーとホーンも装備されてるが押しにくいので、普段の営業で見かけるLUUP達がウィンカーを出さないのも少し納得がいった。
 
 感想を述べると、交通ルールを守れば比較的に安全に移動できる良いサービスだとは思った。また、事故の保障に関しても予想外にしっかりしている事がホームページから確認できた。(一部抜粋)

(下記LUUPご利用中の事故に対する補償についてURL)

https://support.luup.sc/hc/ja/articles/360051962573-LUUP%E3%81%94%E5%88%A9%E7%94%A8%E4%B8%AD%E3%81%AE%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E8%A3%9C%E5%84%9F%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6

 我々の仕事からすると、かなり迷惑な存在で悪印象が強いサービスだったが「サービス単体」で見る分には悪い所は少なく感じた。やはり、利用者の遵法意識と交通マナーの問題、また時間課金制の料金体系による焦り保を誘発する仕組みが、原因だと認識できた。

 2026年4月から軽車両に対しても強く取り締まりが始まる。少し前にはSNSでも信号無視をするLUUPが取り締まりされる映像が拡散されるなど、警察もある程度は動いている事が伺える。しかし、軽車両の母数は圧倒的に多いので引き続き自転車や電動キックボードの運転に関しては注意が必要だ。

 同時に短距離の移動サービスとしては、大きなライバルとなる可能性があるのは感じた。タクシーの安全かつ、快適な車内空間を提供する事が差別化に繋がるので、今後も日本交通の品質を維持する事が重要だと感じた。
以上が、LUUP体験記となります!(R.U)