2022春闘妥結
コロナ禍の奮闘は評価されず
日交労働組合(日交労)の2022春闘は3月31日の回答指定日に妥結しました。都内タクシー部門の回答では、一昨年までと同様の業績評価一時金が復活した他、長きにわたり要求してきた一部専用乗り場における入構券制度の条件付き廃止が決定しました。
本紙前号にて既報の通り、日交労は「コロナ禍で稼働に協力した組合員への応報」を筆頭に掲げて今春闘に臨みました。しかし、会社側は新型コロナ感染再拡大に伴う年明け以降の収支悪化や昨今のウクライナ情勢を背景とした燃料費高騰などを理由に「昨年の回答は特殊な状況下における一年限りのもの」として応じず、一昨年同様の内容をベースとする回答を提示してきました。
また会社側は業績評価一時金のランク評価に関する、コロナ禍以降の営収減を踏まえた基準の見直しを求めた交渉団の要求についても「一昨年の支給実績と今年の支給予想に大差はない」として退けました。シルバー乗務員については当初5千円の提示だったところ、最終的に一律6千円で決着しました。
一方、2010年の慶応病院専用乗り場開設時に導入されて以降続いてきた入構券制度は今月1日、虎の門病院乗り場における入構条件の変更(非喫煙車かつニューのマールタクシー専用)に伴い廃止となりました。第7回中央委員会で交渉経過を報告した藤田健一書記長は「10年以上にわたって要求し続けてきた改善が実現したことは今春闘における大きな成果だ」と強調しました。
回答書には上述の内容に加え、退職金制度の再構築および車両防犯対策について検討する旨の項目が盛り込まれました。とりわけ退職金再構築に関しては、コロナ禍で凍結された賃金プロジェクト会議の早期再開が求められます。
法対部だより(2022年3月報告)
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共済給付状況
1.本部総合共済(3月度)
・入院見舞金 4件
・香典 2件
・傷病見舞金 1件
2.交通救済(4/10給付分)
<反則金補助>
・横断歩行者等妨害等 1件
・指定通行区分違反 1件
<講習補助>
・短期講習 1件
<免許更新>
・ゴールド 2件
・ブルー3年 2件
今後の予定
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支部人事(4月15日現在)
組合員256名 労供21名
退職者
駒木根 聡之
千葉 健志
中西 清春(労供)
訃報
寺舘 聡さん(享年63)が3月29日に逝去されました。謹んでお悔やみ申し上げます。
コラム『八潮の風』
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お知らせ
延期しておりました支部旗開きを4/23、24の両日に開催します。詳細は組合掲示板またはこちらのページよりご確認ください。多数のご参加をお待ちしております。