『羅針盤』第366号

2024春闘妥結

　3月29日、日交労働組合（日交労）の2024春闘が妥結しました。

　都内タクシー部門N型適用乗務員（当支部組合員は全員N型です）は業績評価一時金が支給されます。支給日は次回の一時金支給日で、金額は5,000円～最大65,000円です。支給額は税抜き年間営収に基づき決定されます。尚、この税抜き営収は公休出勤分を除きます。詳しくは営業所内掲示板にある回答書を参照ください。

　その他では乗務員の福利厚生制度の充実を図る為、買い物、旅行、各種施設利用時に使える割引制度が今年度中に始まる予定です。帰路高速は東北道の浦和インターから首都高接続迄が会社負担になりました。

　主な成果は上記で乏しく感じますが、今回はハイヤー部門の賃金プロジェクトが最重要課題であった為、やむを得ない部分もあります。ハイヤーは法改正により残業が出来なくなり収入がタクシーと逆転しつつ、離職からの乗務員不足が深刻です。会社の利益の半分以上を担っているハイヤー部門の安定無くしては、会社の今後の成長が難しい為、上手くいく事を願うばかりです。

　そのような中で、今迄継続して交渉をしてきたタクシー部門の、現状交通費手当から交通費支給に変更に向けて、会社から非常に前向きな姿勢が見えてきています。他業種から転職してきた人は、交通費支給が無いことに違和感を持つと思いますが、タクシー業界は交通費支給がほぼありません。なるべく早く勝ち取れるように今後も交渉していきます。

お花見開催　27日、東品川海上公園にて

　近年コロナ禍で開催を見送っていましたが、3月27日に東品川海上公園にて4年ぶりにお花見を開催しました。寒の戻りもあって当初の開花予想が大幅に遅れ、連日冷たい催花雨が降り続く中、当日だけは気温も高く好天に恵まれ楽しい時間を過ごせました。

　開く音がカサカサ聞こえそうなくらい桜のつぼみはパンパンに膨らんでいましたが、残念ながら公園中探しても一輪も咲いていませんでした。青空の下、おいしいお酒を嗜みながら桜の木を応援してきたので、今年は例年より美しく長く咲いてくれる事でしょう。

日本版ライドシェア解禁

　４月8日から当営業所でも日本版ライドシェアがスタートしました。およそ十数名が実際に稼働しています。面接・採用・教育は葛西でまとめて実施して、配属後は基本的には遠隔で点呼を実施する為に皆様が顔を合わせる事は少ないと思います。配属時や車の定期点検時等で営業所に来ることもありますので、見かけない私服の人を見かけたら積極的に挨拶はしましょう。

　遠隔点呼とは、始業時は勤務地に着いたら専用のアプリを使って免許証確認やアルコールチェック等を実施して、終業時もアプリで行います。働き方は時給＋歩合のような考え方ですが、普通に乗務員やっている方が給料は良いので、ライドシェアの方が儲かるのでは？という考え方は、無いです。尚、アプリ営業で事前確定運賃のみで注文時にお客様が了承しないと成立しない仕組みです。ライドシェアが稼働している時間にユーザーとしてアプリを開くとライドシェアドライバーが稼働している旨が画面に出ます。

　車は持ち込みと貸し出しがあり（持ち込みの方が給料は高い）持ち込みの場合は年式、衝突防止機能等の一定の条件があります。洗車は毎日義務では無いがある程度の清潔度は守って頂きます。

　月～金曜日の7時～11時、金曜日の0時～5時等、タクシーが足りてない時間しか稼働しないので皆様への影響は限定的で少ないと思いますが、この方法でライドシェア全面解禁が防げることを願うばかりです。

法対部だより（2024年3月報告）

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共済給付状況

輸送実績（3/16～4/15）

稼働率	96.6％	走行距離	265㎞
台当営収	71,586円	実車距離	132㎞
実車率	49.8％	１km当たり営収	270円
営業回数	25回	在籍台数	140台

今後の予定

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支部人事（4月25日現在）

組合員295名　労供18名

新組合員
　木原　和彦
　戸谷　徹
　貝塚　朋浩
　小澤　清延
　新藤　圭佑
　

退職者
　なし

コラム『八潮の風』

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