ついに監査入る!
11月の第一原因事故発生件数は3件、交通違反発生件数は15件でした。
第一原因事故は前年同月の12件から大きく減りましたが、不扱いとなった件数を含めると20件発生しており、決して手放しで喜べる結果とは言えません。繰り返しお伝えしているように、些細な単独事故、防げる事故は防ぎましょう。その上で万一、事故を起こしてしまった際は営業所に適切に報告することです。初動対応の遅れで自身を不利にする事のないようにしてください。
交通違反では信号無視が最多(6件)で、次いで通行禁止違反(4件)となっています。通行禁止違反はいずれも右折禁止箇所での違反でした。このほか、携帯電話使用等(保持)の取締り事案も発生しました。こちらは一昨年に違反点数、反則金ともに引き上げられており(違反点数3点+反則金18,000円)、他の違反以上に重い処分となっています。運転中に電話がかかってきた時は慌てず、そして必ず車を停めてから出るようにしましょう。また、携帯使用の違反に関する交通救済金の給付はありませんのでご注意ください。
さて今月8日、ついに品川営業所に運輸支局の特別監査(抜き打ち検査)が入りました。過労運転の疑いに問われたおととし7月の接触事故(のちに過失運転致傷で決着)およびランニング中の男性を後方から追い抜く際に接触し、救護義務違反に問われた昨年1月の事故を受け、営業所の指導監督実態を精査するための監査と思われます。最悪の場合は車両停止処分が下ることになりますが、そこで問題になるのが処分の影響を受けるのが該当の事故を発生した人ではなく、ルールを守り、真面目に営業している人かもしれないということです。言うまでもなくこのようなことはあってはならない話であり、この「法対部だより」で何度も警鐘を鳴らしてきたのもまさにこのような事態を回避したかったからに他なりません。
営業所の忠告を無視して違背、とりわけ拘束時間超過を繰り返している人がただちに利己的な考えを改めるのは当然として、ルールを守ることは自身のみならず、仲間を守ることでもある、ということを今一度肝に銘じてほしいと思います。
第一原因事故発生状況
単独 | 3件 |
単独後退 | 1件 |
追突 | 1件 |
交通違反発生状況
信号無視 | 6件 |
通行禁止違反 | 4件 |
携帯電話使用等(保持) | 1件 |
指定場所一時不停止等 | 1件 |
指定通行区分違反 | 1件 |
速度超過(一般道30㎞未満) | 1件 |
指定横断等禁止違反 | 1件 |