2段階停止の真意を理解しよう!
5月の第一原因事故発生件数は13件、交通違反発生件数は12件でした。交通量の少ない大型連休を含む5月は、例年事故件数が落ち着くのが常ですが、今年は連休期間中だけでも3件(前年0件)と残念な結果となりました。
形態別では左折時の事故が7件を占め、それはさらに2つのパターンに大別されることが分かりました。1つは以前から多い迎車進行中の単独事故で、焦りから障害物を見落とし、左側面(主にスライドドア)を損傷させるケース、もう1つは交差点またはT字路から出る際、右から来た車両と接触し、右前方部を損傷させるケースです。
前者の防止策としては障害物が死角に入る前の認知、後者のケースは点呼で言われている2段階停止です。ここで言う2段階停止はただ単に2回停まるのではなく、安全の確認と自車の存在を周りに知らしめるための手段であることを忘れてはなりません。この他、カーブミラーあるいは周囲の音から危険を察知することも有効な策と言えるでしょう。普段から五感を使った防衛運転を心がけ、自らの頭と腕で事故リスクを減らすことが大切です。
一方、交通違反は一昨年の同月、前年同月と段階的に減ってきている一方、先月同様、同じ人が繰り返し発生させている傾向が見受けられます。取り締まりによって受ける苦痛は得てして引きずりやすいものですが、やってしまったことを取り返すことはできません。反省すべき点は反省した上で、大切なのは気持ちを切り替え、次の出番に持ち越さないようにすることなのです。
第一原因事故発生状況
単独 | 5件 |
接触 | 5件 |
単独後退 | 2件 |
車内 | 1件 |
交通違反発生状況
信号無視 | 4件 |
通行禁止違反 | 4件 |
進路変更禁止違反 | 1件 |
指定横断等禁止違反 | 1件 |
速度超過(30km未満) | 1件 |
指定通行区分違反 | 1件 |