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法対部だより(2022年8月報告)

昨年度同様、出足の悪い幕開け

 8月は第一原因事故が13件、交通違反が10件発生しました。集計年度が変わって早々、ともに2桁を記録するという出足の悪い新年度の幕開けとなりました。
 
 このうち第一原因事故は13件中8件が単独事故(単独後退含む)で、驚くべきことに昨年8月の状況(※12件中9件が単独事故)と非常に類似した傾向であったことが明らかになりました。単独事故と聞くと「迎車時」と「狭路」の2つのワードが連想され、そしてその背景には“焦り”が存在します。折しも実車時以外の転回禁止やドライバーズアプリ更新以降のお迎え時間短縮といった昨今の変化は、この焦りを生み出す大きな要因となっており、単独事故件数の増加は当然の成り行きと言えるかもしれません。

 そうは言ってもこれを言い訳に事故を起こしていてはプロ失格です。「迎車中の事故は到着遅れよりもはるかに罪である(お客様のみならず代車の乗務員にも迷惑をかける)」と考えれば、安全確認が不十分のまま車を動かすことなどできないはずです。自身の技量を過信せず、たびたび直面する焦りと上手に付き合いながらハンドルを握るように努めましょう。この心構えは違反防止においても有効です。

第一原因事故発生状況

単独7件
接触2件
追突       1件
誘因1件
単独後退1件
不明1件

交通違反発生状況

信号無視3件
通行禁止違反2件
横断歩行者等妨害等1件
指定通行区分違反1件
進路変更禁止違反1件
速度超過(30km未満)1件
指定場所一時不停止等1件