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法対部だより(2023年2月報告)

穏やかな心でトラブル回避を

毎年大勢の見物客で賑わう目黒川の桜

 2月は第一原因事故が7件、交通違反は14件発生しました。
 第一原因事故では2件の人身事故が発生しました。1件は駅ロータリーを出発する際に同じく発進したタクシーと接触したもの、もう1件は見通しの悪い交差点での原付との接触によるものでした。いずれも「かもしれない運転」の不履行と安全確認の不備が原因と思われます。自身の運転を過信しないことはもちろん、相手の動きを予測する気持ちを忘れず、安全運転の励行をお願いします。

 交通違反の種類別では通行禁止違反が最多(6件)で以下、信号無視(4件)、指定通行区分違反(2件)と続きました。通行禁止はいずれも右折禁止場所での右折で取り締まりを受けたものでした。違反は事故の一歩手前、補助標識の見落としや誤認が思わぬ事故につながることは決して少なくありません。繰り返しになりますが、疲れを感じる前に休憩することを心がけ、ハンドルを握っている時に集中力が切れないようにしましょう。

 さて、厳しい寒さも終わり、東京では昨年より6日早い14日に桜が開花しました。見頃ともなれば今年は例年以上に花見客が増えることが予想されます。そのような中で桜の写真撮影に集中するあまり車道に平気で飛び出す歩行者、また、酔い潰れて夜道で寝込んでしまう人などは毎年必ずと言っていいほど現れます。イライラすることも増えるかと思いますが、歩行者相手の事案で不利になるのは決まって自動車の方です。くれぐれも煽ったり、安易にクラクションを鳴らしたりする事のないよう穏やかな心で、ほどよい距離を保ってトラブル回避に努めましょう。

第一原因事故発生状況

単独4件
接触        3件

交通違反発生状況

通行禁止違反6件
信号無視4件
指定通行区分違反2件
進路変更禁止違反1件
指定横断等禁止違反1件