法対部だより（2023年8月報告）

事故防止のポイントは「目視確認後の○○○」にあり

　8月は第一原因事故が11件、交通違反が10件発生しました。

　第一原因事故では、お客様が降車し終わる前にドアを閉めようとしてお客様を転倒させたものや、車を左端へ寄せる際、後方から来た二輪車と接触したもの等、合わせて4件の人身事故が発生しました。また、期が変わってもポールやブロックとの接触（単独事故）は後を絶ちません。「目視確認で事故防止」としばしば言われますが、確認からの動作が瞬時に行われるようでは確認していないのと大して変わりません。そのように考えると、事故防止のポイントは「目視確認後の一呼吸」にあると言えるのではないでしょうか。

　交通違反は今期も2けたからのスタートになってしまいました。深夜帯の速度超過（一般道29kmオーバー）も発生しました。覆面パトカーは暗い夜道でもあちらこちらで目を光らせています。道路が空いている深夜帯や迎車時間に余裕がない時など、このことを頭の片隅に置いてうっかり捕まらないように注意したいものです。

　9月21日からは『秋の全国交通安全運動』が始まります（30日まで）。歩行者の安全確保をはじめ、夕暮れ時と夜間の事故防止などが重点項目として掲げられています。プロドライバーとして交通ルールの遵守はもちろんのこと、周囲の模範となる行動で事故違反ゼロを目指しましょう。