謝辞

 いつも八潮支部の活動に対するご理解とご協力、ならびに『羅針盤』をご愛読いただきありがとうございます。今、このページをご覧になっている方は、おそらく毎号隅々まで目を通していただいていることと思います。

 私が本紙の発行責任者となってから早いもので7年半の月日が経ちました。それは毎月の締切とネタ切れの不安との闘いの日々でした。特にコロナ禍に突入し、文化行事が軒並み中止となった2020年はとりわけ紙面を埋めるのに苦労しました。そのような中で生まれた連載企画(営業所移転から支部分割までを綴ったドキュメント)は今でも思い出深いものがあります。

 そして一番の転換点と言えば、やはりウェブ化でしょうか。元々は私自身の編集作業を軽減する意味合いが大きかったのですが、公式ラインと組み合わせた新たな情報配信のスタイルとして定着したことに素直に胸を撫でおろしています。もちろん記事の執筆に関しては紙面の時代から変わらず、手を抜かないように取り組んできたつもりですし、何より休まずに号を重ねることができたのは熱心な読者(今、これを読んでいるあなたのことです)の存在があったからに他なりません。

 私はこのたびの役員退任に伴い、今号をもって執筆および編集作業を離れますが、先達が紡いできた『羅針盤』の魂は必ずや引き継がれていくものと信じています。これまでのご愛読に改めて感謝を申し上げるとともに、支部活動ならびに『羅針盤』に対する引き続きのご鞭撻を心よりお願い申し上げます。

 長い間、ありがとうございました。

2023年9月
教宣部長 木村展久